『特定秘密保護法』 施行に反対する。

民主主義の基本原理は、基本的人権の尊重から始まり、展開されています。
それはルソーの唱えた天賦人権論に基ずくものです。天賦人権論と訳された 「人は生まれながらに自由・平等の権利を有する」と云うものです。
この基本的人権を表す言葉に「モビリティ」と云うものがあります。
「移動する事ができる力」を意味する言葉です。具体的な内容として、一つには、身体的物理的に移動する事が出来ると云うものがあります。もう一つは精神的な移動する力の事です。全ての人びとに与えられたこの力が阻害される時、民主主義は崩壊し、暗黒の世となります。
私たちの国では、過去にかつてこの自由が抑圧される事態を招いた悪法がありました。1925年に公布された治安維持法です。これは国体の変革や国家体制の否認などを目的とする結社活動、個人的行為んい対する罰則を定めたものでした。
国家を転覆する危険な革命から社会の治安を守ろうする法律ならば良いものに思えるかも知れません。
しかし実際は社会の安寧、秩序を保つと云う名目でありながら、民衆の言論、思想信条を踏みにじるものとなりました。
この法律が政府により拡大解釈される事により、また1940年代に法そのものが改正(改悪)されることにより、国家にとって不都合な組織や人を弾圧する為の手段となってしまったのです。
国策や政府にとって都合の悪い主義主張など、全てがその対象とされてしまいました。
こうして社会を暗黒に陥れた天下の悪法として治安維持法とその運用の歴史は今日でも良く知られています。
今回、安倍政権が制定し、この12月に施行される『特定秘密保護法』は、国家権力による恣意的な運用によって
治安維持法の再来となる事が深刻に案じられている悪法です。
こうした歴史を繰り返さない為にも、国家にとって不都合な組織や人を弾圧するための手段に断固反対するものです。

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愛知県出身 1983年愛知県「半田保険金殺人事件」で末弟を殺され、事件後十年目、加害者と被害者遺族として異例の面会に臨む。以後、彼の死刑停止および面会継続を求め活動を開始、現在は死刑制度に深い関心を寄せながら犯罪被害者の救済支援および確定死刑囚との面会の自由を主張し講演活動など行っている。2010年脳梗塞を患い,
言語・右半身を失い活動を一時休止に追い込まれましたが2013年に復活,現在は『宮崎事件』、 冤罪と云われる『福岡事件』に取り組んでいる。「望むのは死刑ですか…、」シネマトークに参加する。

著書に「弟を殺した彼と、僕」ポプラ社、2004年8月・・など、
ー被害者と加害者との出会い考える会ー
「Ocean」を設立。

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